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文化財めぐりコース

千駄木谷中界隈散策コース(文京区・台東区・荒川区)

六義園

国指定特別名勝 昭和15年8月30日名勝指定 昭和28年3月31日特別名勝指定
 平成12年9月6日追加指定

 六義園は、元禄15年(1702)に5代将軍徳川綱吉の側用人から老中格にまで出世した柳沢吉保が、綱吉から拝領した下屋敷に完成させた大名庭園です。多忙のためなかなか江戸城を離れられなかった吉保は作庭中の図面を届けさせ、自ら指示を出したほど熱心であったといわれています。

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水木家旧蔵六義園絵図

 庭園は大泉水を中心とする回遊式築山泉水庭園として作庭されました。この形式の庭園では、中の島を有する池を中心に園路を巡り、その景色を楽しむことができます。

 吉保は古典に造詣が深く、六義園の作庭にもその思想が取り入れられています。『万葉集』や『古今和歌集』の名歌に由来する景色を選び、八十八景として六義園の中に作り出しました。

 例えば、八十八景の中には紀州の名勝地で多くの詩歌に詠まれた「和歌の浦」に由来する「出汐湊」や「片男波」などがあり、江戸にいながらその美景を楽しみ古典の世界に遊ぶことができるような作庭となっています。

 六義園は明治維新後には、岩崎彌太郎の別邸となります。幕末の混乱で荒廃した庭には「つつじ茶屋」、熱海から移築した「熱海茶屋」などの整備がなされました。その後、昭和13年(1938)に岩崎家から東京市に寄付され都立公園として一般に公開されるようになります。

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出汐湊(でしおのみなと)から中の島を望む

 広大な庭園では四季折々の花や緑を楽しむことができます。シダレザクラは昭和30年代に植栽されたものですが、今では春の六義園を代表する景観となっています。その他にも駒込染井村とも縁の深いツツジ、アジサイ、紅葉など見どころは尽きません。


六義園の公開情報

公開日 :
通年(12月29日~ 1月1日を除く。)
公開時間 :
9:00 ~ 17:00( 入園は16:30 まで)
料金 :
一般300円・65歳以上150円