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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 教えて、先生! > 動きと遊び > 017 遊んでばかりでも大丈夫?
大丈夫です!ただし、「遊び」を行なっていれば、です。
ここでいう「遊び」とは誰かに指図されてやらされるのではなく、自分なりに楽しんで行い、初めてのことや少し難しいことにもすすんで挑戦したり夢中になって取り組みむような活動です。
テレビやパソコンのゲームなどバーチャルで受け身な体験ではなく、友達と鬼ごっこや公園でブランコするなど、直接的な体験をいいます。このような「遊び」を通して子供はたくさんのことを学んでいます。
その意味では「遊んでばかりいる」ということは、たくさんの「学び」を経験していることになります。
乳幼児期は、字が書けたり計算ができたりすることよりも、もっと大事なことがあるのです。それは「遊び」です。乳幼児期の「遊び」には、この時期に必要な育ちや学びの要素がたくさん含まれています。
かつての子供たちは友達集団の中で群れて遊んでいました。その中で、思いきり体を動かしたり、友達と共感したり、悔しい思いをしたり、自然と触れ合ったり、様々な経験をしていました。
このような経験を重ねることは、結果的に、できることが増えて自信を持ち、動植物の性質や生態を知り、きまりやルールを学ぶことになります。
また、思いきり遊んだ後は休むというように、物事に集中して取り組んだり、めりはりのある生活が送れることにもなり、生活リズムを形成することにもつながります。
それでも理屈では分かっていても、小学校では勉強があるのに…と心配になりますよね。
乳幼児期の「遊び」は、興味を持って取り組む姿勢やそのことを追究したいという気持ちを育て、工夫したり物事に積極的に関わる態度を育てています。これが小学校以降の学びの基礎、根っこになるものなのです。