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東京都生涯学習情報

都立高校教育支援コーディネーター事業
支援団体の授業紹介

財団法人 日本環境協会

★ 支援した授業の紹介<都立葛飾商業高等学校(全日制)>
 2年生の教科「奉仕」の授業において、 公園清掃・学校近隣清掃の活動を年間を通して行いながら、自然保護や環境問題に関心を持つとともに、 地域に貢献することで、地域社会とのつながり、地域に生きている自覚を持つことを目的にしている。
 (財)日本環境協会は、関連部署(葛飾区環境課、公園管理事務所、商店街、区緑化推進委員等) との連絡調整を高校とともに行い、年間プログラムの作成から授業(環境に関する様々な問題についての事前学習、 市街地の美化・公園清掃と組み合わせた樹木観察等)の実施について支援している。

★ コーディネートの流れ
学校を訪問、担当教員と打ち合わせ
 これまでの2年間の実績をもとに、年間計画について検討。学校の希望をききながら、団体として提供できるプログラム、支援できる内容について提案。
 1学年を2クラスずつ計3組に分けて近隣の市街地・公園の美化清掃活動や事前学習、記録作成振り返り等の授業を実施。
 ・年間を通じた美化清掃活動(学校周辺の市街地、近隣の公園)
 ・柴又帝釈天の境内・参道商店街の清掃、都立水元公園の清掃
 ・花いっぱい活動(花作り体験)
  ↓
年間計画について調整
 関係部署を訪問し、体験活動の日程を確認。
 関係部署の方と学校で打合わせを行う。
  ↓
年間計画確定
  ↓
当日の進行、資料について確認・作成
 毎回の授業について、当日配付資料や活動記録について確認。
 学習テーマ(高校生の力でより良い社会をつくろう)に沿って、「近隣の市街地・公園の 美化、ゴミゼロへの挑戦」、「自然との共生社会を考え、CO2を吸収する植物の働き」等 についての資料作成。
  ↓
 当日
 支援コーディネーターからこの学習のねらい、サブテーマの解説を担当。
  ↓
次回の打合せ

★ 7月の授業紹介
 【帝釈天境内・商店街清掃活動】7月7日
 柴又帝釈天参道の商店街「柴又神明会」にご協力いただき、7月と12月に帝釈天と商店街の清掃活動を実施。特に、「ガムはがし」を集中的に行っている。
 7月の活動では、最初に柴又神明会の石川会長にご挨拶をいただき、帝釈天の境内・庭は帝釈天の方々の指導で作業した。この清掃活動も3年目となり、商店街の方が観光客に「高校生が来てくれているのよ」と紹介するなど、暖かく受け入れていただいている。
 清掃後は学校に戻って、まとめの作文とワークシートの作成を行った。作文は2学期に清書し、秋の学園祭に掲示する予定。

 【この授業の事前学習】「帝釈天・柴又商店街の美化」6月25日
  ・帝釈天境内・商店街美化の必要性
  ・美化の実践活動を通して、美化等の現状の問題点の摘出
  ・それら問題点に対する、対策案の検討  等を中心に進めた。
 より多くの参拝者が商店街を訪れ、食事をしたり、みやげ物を買ったりということを商店街では期待している。多くの方に来ていただくにはどんな努力をすればよいかについて考えた。生徒からは、イベントの企画、宣伝(寅さん効果)、きれいな街にする等の提案があった。

活動の様子の写真1    活動の様子の写真2
黒く固まったガムを専用の除去剤とヘラで剥がします


活動の様子の写真3
柴又神明会の石川会長からご挨拶


生徒のアンケートから
  • 街をきれいにしたことに、達成感のような、とてもよい気持ちをもちました。

  • 最初は嫌だなと思っていましたが、気がつくと一生懸命やっていました。商店街の人に“ありがとう”と言われて疲れも吹き飛んでしまいました。

  • やっぱり人のために、何かをするということはすてきなことです。これからもボランティアに参加していきたいです。


  • 団体からのメッセージ
     今の生活と、10年先の地球、10年後の自分たちの将来のことをイメージしてみましょう。 そのイメージをよりよいものとするため、皆で協働し、チェンジしなければなりません。 地球については、低炭素社会への、資源循環社会への、チェンジをしているところです。 自分たちのできる第一歩として、例えば、CO2を吸収してくれる植物、 木々・校庭の芝・森づくりについて考え、高校生の参加について作文して下さい。 友達と話し合うことも有益です。例えば、秋にドングリを拾い、ポット苗に育て小さな森づくりを始めてみることも第一歩です。

     また、2学期には、「花いっぱい活動」で作成したプランターを、柴又商店街で受け入れていただけることとなった。

    活動の様子の写真4
    プランター作成中



    <都立学校支援部会>
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