第2回 教育支援コーディネーター・ミーティング(報告) |
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各地域で活動する教育支援コーディネーターのスキルアップとネットワークづくりのために、
研修会「教育支援コーディネーター・ミーティング」を開催しています。 第2回の「教育支援コーディネーター・ミーティング」は、「中学校における「学校支援」とコーディネーター〜取組の実際を見学〜」をテーマに、小平市立小平第二中学校を会場に実施しました。「小平市立小平第二中学校」では、平成14年から地域の小学校を視野に入れた二中地区教育サポート・ネット事業に取組み、学校支援コーディネーターと学校支援ボランティアの養成と積極的活用の取組みが行われてきました。今回は「『職場体験事前』学習」を実際に見学し、その後グループワークなどを通じて交流しました。 |
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■ 開催日時、開催場所 |
平成22年10月8日(金) 11時30分〜15時30分 小平市立小平第二中学校 |
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■ 対象 |
教育支援コーディネーター(学校支援コーディネーター、地域コーディネーター) (区市町村)学校支援地域本部事業担当者 |
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■ 参加者 |
文京区(1)、大田区(4)、世田谷区(4)、杉並区(1)、北区(2)、板橋区(2)、葛飾区(1)、八王子市(3)、三鷹市(1)、青梅市(3)、調布市(1)、町田市(1)、小平市(9)、福生市(2)、東大和市(1)、東村山市(1)、多摩市(3)、他県(1)、団体等(2)
計43人 |
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■ テーマ |
中学校における「学校支援」とコーディネーター 〜取組の実際を見学〜 |
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■ プログラム内容 |
小平第二中学校では、学校支援コーディネーター部会の取組みとして、例年中学2年生を対象とした職場体験の事前学習を企画し実施しています。事前学習の特徴は、外部人材を導入した多様な業種を、生徒が選択する点です。保育(白梅学園大学)、福祉(団体ぬくもり)、動物、専門学校(国際文化理美容・東京工学院)、金融・官公庁(たましん)、工場・サービス、飲食、販売(「たましん」によるマナー講座)の7つの部門の体験先を生徒たちが選びます。これらの各分野に関連した職業人や関係者から、直接お話を伺い、職場体験に向けて、心構えを学び、意欲を高めます。 事前学習は、大きく4つ(「保育」「福祉・動物」「専門学校」「マナー講座」)に分かれて行われています。一度には2年生全クラスを対象には実施できないため、2日に分けて実施し、この10月8日はその2日目にあたっていました。 受付を済ませた参加コーディネーターは、それぞれ時間いっぱいまで、各教室をまわり、事前学習の様子を見学させていただきました。 「職場体験」事前学習の様子 〔全生徒が共通に受講した「マナー講座」、たましんの方が講師となってお辞儀や名刺交換の練習〕 〔たましんの方が講師となって「金融」分野〕 〔「専門学校」分野で学校の先生がプレゼン〕 〔「福祉」分野で実際に車椅子を体験〕 〔「保育」分野で保育士の仕事を体験〕 午後、この日初めて参加者全体で集まり、小平第二中学校の清水公明校長にごあいさついただいた後、グループに分かれれて自己紹介や、午前に見学した事前学習などについて意見交換を行いました。 グループワークでは、小平二中のコーディネーターである布昭子さんに、聞きたいことを各グループでまとめていただきました。 グループワーク グループワークで簡単なまとめを行った後、コーディネーターの布さんに、今回の「職場体験」事前学習会の実現に向けて、地域との連携をすすめてきたいきさつやコーディネーターとしての動き方について、解説していただきました。 なかでも、これまで職場体験先の開拓をつうじて、多くの保護者と地域の多様な職場を「小平二中のサポーター」として展開してきたコーディネーションについて、お話いただきました。 〔布さんによる解説〕 「『職場体験』事前学習」を見学した直後であり、各地域での「職場体験」のやり方についての情報交換を交えて、活発な質疑応答となりました。また今回中学校での初めてのコーディネーター・ミーティングとなりました。主に各地域の中学校でコーディネーターとして活動している方々が集まった今回は、小学校と異なる中学校ならではのニーズを踏まえた学校支援のアプローチや課題などをテーマに、活発なミーティングとなりました。 参加者からは「他の地域の方との交流は視点が異なって、気づかせて頂けるので、とても勉強になりました。」「どこの学校でも大きな問題である『職場体験』についてなのでとても勉強になりました。」などの感想が寄せられました。 |
[コーディネーター部会] |