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東京都生涯学習情報
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学校支援の事業紹介
 
 
「和楽器の実技研修とシンポジウム」報告
 
社団法人日本芸能実演家団体協議会
 
 
 平成17年8月13日に、「『実演家と教師による和楽器モデル事業出前教室』実践例に基づく実技研修とシンポジウム」(主催:社団法人日本芸能実演家団体協議会。略称:芸団協)が開かれました。
 芸団協では、日本財団の助成を得て、中学校の音楽の授業で行う和楽器を活用した授業への支援を行っており、校種を越えて実演家とコーディネーター、教員が一緒につくる授業を実現するため、教員に対する様々な支援に取り組んでいます。
 今回の実技研修とシンポジウムは、この支援の取り組みの一環で、主に教員や教員を目指している学生・大学院生等を対象とした実技研修・授業シミュレーションを行い、実演家との協働授業の意義・課題・展望について意見交換を行ったものです。

 
 
  ■イベントの内容と当日の様子  
  当日のプログラムは3部構成。以下のような取り組みを行いました。  
  (1) 実技研修  
  イベントの写真1
 長唄、能楽、筝曲の3ジャンルについて、教員向けの実技研修と模範演奏が行われました。
 実技研修の中では、まずそれぞれの簡単な概略説明があった後実際に楽器に触れ、合わせて授業での取り上げ方等について、先行事例の体験に基づいた実演家の話がありました。
 楽器を扱う際の姿勢、和楽器独特の楽譜、特有の節回しなどに、参加者は一様に真剣に取り組んでいました。


 
イベントの写真2 イベントの写真3
  (2) 授業シミュレーション  
   実際に授業を実施した教員の協力を得て、教員、実演家が協働して行う授業のシミュレーションが行われました。
 授業のジャンルは長唄。三味線のグループと囃子のグループに別れ、それぞれ楽器の奏法指導を受け、簡単な旋律の練習をしました。
  1時間という短い時間の中でしたが、最後は両グループを合わせた合奏発表まで行う充実したシミュレーションが展開されました。


 
  (3) シンポジウム  
   協働授業について、さまざまな視点から検証が行われました。
 事業実施に関わった実演家、コーディネーター、教員や学識経験者から、それぞれの立場からの率直な意見が出され、課題を共有し、相互理解を深める場となりました。


 
 

【社団法人 日本芸能実演家団体協議会】とは

俳優、歌手、演奏家、舞踊家、演芸家、演出家、舞台監督、事業者、芸能団体で構成する公益法人で、略称を芸団協といいます。芸術文化の発展に寄与することを目的に1965年(昭和40年)に設立され、現在71団体が正会員となっています(傘下の実演家等は約9万人)。 「芸能が豊かな社会をつくる」を理念として、実演家の著作隣接権に関わる業務を行う「実演家著作隣接権センター」の運営、「芸能人年金制度」などの福祉事業、芸能に関するさまざまな調査研究、情報収集・発信など芸能振興にかかわる事業を主な柱としています。2005年に新宿区の旧淀橋第三小学校校舎を使って、芸能花伝舎事業開始。会長は野村萬(狂言師・人間国宝)。

 
 
→ http://www.geidankyo.or.jp/index.htm  
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