学校支援の事業紹介 | |||
地球に優しいエネルギーって?「地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)」 | |||
― シャープと気象キャスターネットワークとの協働による取組(1) ―
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主催:シャープ株式会社、NPO法人 気象キャスターネットワーク | |||
シャープ株式会社(以下シャープ)は、これまでにも様々な形で環境教育を実施してきましたが、今年度後半より、「地球環境出前授業」を全国の小中学校で展開してきた「NPO法人気象キャスターネットワーク(以下気象キャスターネットワーク)」との協働で小学校での『地球温暖化』、『リサイクル』、『新エネルギー(太陽光発電)』の授業を実施することになりました。 今回お邪魔した江戸川区立中小岩小学校は省エネ共和国にも加盟し、日頃から環境教育に積極的に取り組んでいる学校です。その中小岩小学校で、4年生を対象に『地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)』の授業が行われました。 |
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今回の講師は、テレビでもおなじみの気象キャスター藤森涼子さんと、シャープのソーラーアカデミー講師の皆さんです。前半の45分間は、藤森さんが地球温暖化の仕組みや、温暖化が原因となる季節や天気の変化、このまま地球温暖化が進むとどうなるか等について、過去のデータとの比較、実験などを交え、パワーポイントを活用し丁寧に説明してくれました。「二酸化炭素(CO2)」や「温暖化」の説明などは4年生には少し難しいかなと思える内容なのですが、写真や図表を使って、わかりやすい言葉で子どもたちに話してくれました。また桜の開花や雨の降り方、平均気温の上昇を体温と比較して示すなど、子どもたちにとって身近に感じられる事例を取り上げ、子どもたちの興味・関心をぐっと引き付けていました。特に、「このまま温暖化が進み海面が5m上昇すると、この中小岩小学校は海の中に沈んでしまいます。」とシュミレーションされた画面を映し出しながら藤森さんが話をすると、真剣な表情で食い入る様にその画面を見つめていました。子どもたちにとっては最初から最後まで、驚きや新しい発見の連続でした。 |
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空気と二酸化炭素の暖まり方の違い を確かめる実験です。 |
授業をする地域に合わせて資料を 準備します。 |
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後半はシャープの講師の皆さんが、環境にやさしい太陽光発電について、そのよさや仕組み、今後の普及について、実際に太陽電池を使ってプロペラを回したり、手回し発電と太陽光発電を比べる実験をしたりして、詳しく説明してくれました。本物の太陽電池を、しかもかなり大きなものを目の前で見るのは、日頃から環境学習に取り組んでいる中小岩小学校の子どもたちも初めてだったようで、目を輝かせて熱心に観察していました。最後は、「自分にもできる省エネチェックテスト」の実施を通して、子どもたち一人ひとりが、今自分にできることを考え授業が終了しました。 |
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手回し発電機でモーターを回します。 |
太陽の光が当たるとプロペラが回りました! |
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今回の授業では、シャープの有する技術力、そして気象キャスターネットワークが有するこれまでの授業実績と専門的知識が見事に融合し、より深まりのある内容となりました。藤森さんも、シャープの講師の方も、実際に環境に関する分野で仕事をされているので、お話にとても説得力があり、子どもたちも本物に触れる体験をすることで、環境をさらに身近に感じるとともに視野が広がっていきます。 この、シャープと気象キャスターネットワークの協働による小学校環境教育は、「地球温暖化とリサイクル」「地球温暖化と新エネルギー(太陽光発電)」の2つからテーマを選択することができます。詳しい内容は『シャープ株式会社ホームページ』ならびに『気象キャスターネットワークホームページ』に掲載されています。来年度前期の募集は2007年2月の予定です。シャープでは、今後はこの活動を全国的に展開するために、さらに社内の講師等の育成に力を入れていく予定です。 |
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