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東京都生涯学習情報
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学校支援の事業紹介
 
 
 特別シンポジウム 国際ワークキャンプで社会が変わる
 日本国際ワークキャンプセンター(NICE)
 国際ワークキャンプとは、世界中から集まった若者が2〜3週間、生活を共にしながら、地域の人たちと様々な分野のボランティアに取組む国際協力プログラムです。今年は98か国で3000ものプロジェクトが実施されています。日本国内では1990年から開催され、これまでに約7000人もの日本・世界各地からの国際ボランティアと、開催する地域の方々の参加がありました。「日本国際ワークキャンプセンター(NICE)」は、このような世界各地で開催される国際ワークキャンプの窓口と、日本全国で開催される国際ワークキャンプの企画・運営を行っているNGOです。
 

 2月11日に、NICEが主催する「特別シンポジウム 国際ワークキャンプで社会が変わる〜ワカモノ×地域×未来〜」が開催されました。基調パネルトーク
 基調パネルトークでは、福祉、環境、開発、農業、教育の分野でワークキャンプを開催している5つの団体、行政からの報告がありました。地域の課題と結びつけたワークキャンプで、初めて会った人たちが感情をつなげ、交流していく様子、そしてこのような活動が地域・行政に注目され、地域の課題解決にむけた活動が活性化されていったことなどが報告されました。


 
 分科会では、4つの分野での事例発表と話し合いが行われました。
 教育の分科会では、長野県塩尻市教育委員会と共催で行われたワークキャンプについて報告がありました。外国人9名、日本人4名の参加者が7〜10の小学校を日替わりで訪問し、交流しました。互いの国の文化や子どもたちの生活、音楽や料理、そして社会分科会1問題等について紹介しあいました。英語の学習意欲を高めるというだけではなく、文化の多様性や、生活の実際について直接参加者から聞くことができ、子どもたちや教員にとっても、とてもよい機会となったそうです。
 ボランティアとして若者が地域に入ってくることには、活動の継続性や安全面、地域と若者の希望のすれ違いなどの課題もあります。しかし、ボランティアの若者たちにとっては、人間関係が豊かになり、将来を考えるまたとない機会となります。地域としても、積極的な若者たちの自由な発想や考え方に刺激を受け、多様な価値観にふれたり、地域の人材発掘につながるなど、地域に貴重な風をおこすプロジェクトになっていることが話されました。

 今回のNICEの事業は、ソフトバンクモバイル社の社会的投資プログラム「ワカモノ×地域×未来〜国境を越えた情報交流〜」プロジェクトの一環として開催されました。分科会2

 NICEでは、国際ワークキャンプの他にも、「総合学習チーム」による小中学校での授業支援も行っています。これは、国際理解・環境・ボランティアなどのテーマで、国内外で活動しているボランティアが経験を活かした授業を行うものです。詳しくは、NICEのホームページをご覧ください。

NICE ホームページ→ http://nice1.gr.jp/
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