学校支援の事業紹介 | |||||
フィルムカメラの現像体験 親子で楽しむ写真の世界
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社団法人日本写真協会の取組 | |||||
「シャッターを押したら、巻き上げのねじを回すんだよ」 デジタルカメラしか使ったことがない子供たちにとっては、はじめてのフィルムカメラ。説明を聞き、作業をしながらカメラに興味津々です。もしかしたら、この説明の時には、「フィルム」がどんなものか、わからなかったかもしれません。 社団法人日本写真協会(以下「日本写真協会」という。)が、東京ビックサイトで開催された「フォトイメージングエキスポ2007」の1コーナーとして、「親子で楽しむ写真の世界〜フィルムカメラ撮影・現像・プリント体験ツアー〜」を実施しました。 カメラの使い方についての説明のあと、会場内キッズコーナーでの撮影でカメラ操作に慣れていきます。子供がお母さんを撮影することは、なかなかない経験です。そして、小雨の中の屋外で、思い思いに撮影してきました。 24枚を撮り終わったら、現像の作業に入ります。フィルムより一回り大きな専用ケースにフィルムを入れ、現像液は3分間、液を変えて定着液は4分間、ケースについているハンドルを回します。現像が終わり、ネガフィルムを長く長く取り出す時の子供たちのうれしそうな顔。 プリントするコマを決めたら、仮設暗室でプリント引き伸ばし。指導者と一緒に、露光時間や大きさなど、何回か試します。真っ白な印画紙を現像液に入れると、ゆっくりと写真が浮き出してきます。この瞬間には、子供も大人からも「わーっ」と歓声があがりました。現像やプリントなどそれぞれの手順の中で、協会メンバーの方が丁寧に指導してくれます。体験コーナーの受付には、たくさんの力作が並びました。 日本写真協会では、子供たちに写真の楽しさ面白さを伝え、自己表現力、集中力、物づくりの心などを引き出す機会となるよう、「写真体験教室」を児童館や小学校などで開催しています。説明や現像する場所と、暗室にできる小部屋があれば開催できます。人数や場所等についての状況によりますが、協会で作成した小冊子「写真って楽しいよ!」を使いながらの説明と撮影、現像作業という流れで、最低2時間から実施可能とのことです。 日本写真協会のホームページ http://www.psj.or.jp/ 当日は、会場の入り口で「体感型ピンホールカメラ」の展示もありました。実際に中に入り、外の風景がさかさまに映る様子を見ることができます。 この体感型ピンホールカメラについては「NPO法人 ザ・ダークルーム・インターナショナル」にお問い合わせください。 関東各地でワークショップなどを行っています。 http://www.thedarkroom-int.com/ |
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