ページの先頭

ページ内移動用のリンク
本文へ移動
フッターメニューへ移動
東京都生涯学習情報
ここから本文です
学校支援の事業紹介
 
 日立日米欧教諭交流プログラム(HISTEP)フォーラム
 株式会社日立製作所の取組
 HISTEPフォーラムとは、日米欧教諭交流プログラム参加教諭と有識者による教育問題討論会です。
 HISTEPとは、株式会社日立製作所が実施している社会貢献活動の一環として、1987年より実施されています。日米間、日欧間において相互に教育現場の視察、体験授業、地元教諭との懇談、ホームステイ等を行うことを通じ、お互いの社会・文化に対する理解促進を図ると共に、各参加教諭を通じて自国の若者の国際相互理解促進を目指しているプログラムです。参加した教諭は、日本から7名・アメリカから3名・カナダから1名・ドイツから2名・フランスから1名・イギリスから1名の合計15名です。

基調講演 フォーラムは、経団連会館を会場に、教育関係者が約130名参加しました。基調講演には、藤原和博氏(杉並区立和田中学校長)が招かれ、モデレーターは氏岡真弓氏(朝日新聞編集委員)が務められました。
 プログラム参加教諭によるディスカッションは、『コミュニケーション力を高める教育とは』−中高教育におけるコミュニケーション力養成の課題と対策− をテーマに行われました。

ディスカッション前半
 ディスカッション前半は、授業を通してのコミュニケーション力の高め方について、意見が出されます。IT活用・外国語教育・人間関係力といったキーワードに沿って、母国や勤務校の様子が詳しく紹介されていきます。
 イギリスから参加されている先生からは、「(学校は)アートギャラリーのような空間で、自分が授業のために用意して持っていくのはメモリースティックだけ。」といったうらやましい話、別の先生方からは、携帯電話について「(学校として)厳しいルールを作っている。3回違反すると没収して、保護者にしか返さない。」、「ルールは一つ。『持ってきてもいい。』 あとはマナーの問題として、生徒に話し合わせている。」といった具体的な話も出されました。各国間の取組の違いや共通点が明らかになり、大変興味深いものでした。

 後半は、小松郁夫氏(国立教育政策研究所 教育政策・評価研究部長)と神山理恵子氏(前横浜市立もえぎ野中学校PTA学年学級委員会委員長)の二人を交え、「家族・地域」を切り口として、意見が交わされます。学校として家庭や地域に様々な協力をしたり、協力してもらったりしている実情が話されます。家庭や地域に行政がどのようにかかわっているかなどの事例も紹介され、異文化への理解も深まりました。
ディスカッション後半 最後は、会場の参観者から出された質問に答える形で進みます。参観者からは「生徒のコミュニケーション力の育成について話してきましたが、教職員間のコミュニケーションはどうですか?」といった鋭く?興味深い質問が寄せられていました。子供達のために、各国で様々な取組が行われていることを再確認できた貴重な機会でした。


 


ここからフッターメニューです