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東京都生涯学習情報
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学校支援の事業紹介
 

ユニバーサル・キッズ・フェスタinせたがや 2008

ユニバーサル・キッズ・フェスタinせたがや実行委員会:

アウトリーチ、NPO法人こどもプロジェクト、キッズドアプロジェクトの取り組み

「みんな違ってみんないい!すべてのこどもにウェルカム!思いっきり楽しい一日を過ごそう!」

子供達の元気な宣言で始まったユニバーサル・キッズ・フェスタinせたがや2008は障害のある子もない子も、外国籍の子もみんなが一緒になって楽しむお祭です。会場となった北沢タウンホールでは、ホールに設置されたいろいろなあそびを体験できるコーナーに加え、ステージ上で様々なアーティストによるライブが催されました。

  このイベントの特徴は、主催である実行委員会の力だけではなく、地域の幅広い分野の団体、企業の賛同・協力を得て開催されたことです。

地域には、障害のある子を支援する団体、子育て中の家庭を支援する団体、子供の文化活動を支援する団体等、様々な目的を持つ団体が活動しています。普段は個別に活動しているこれらの団体が、地域のすべての子供たちが夏休みの1日を一緒に楽しく過ごすことによって、障害や国籍を超えての交流ができるようにと企画されました。

太鼓のリズム

開会後、ステージ会場の両端から現れたのは大きな太鼓を抱えたB.B.モフランとウィンターのトップバッター2人。陽気でひょうきんな太鼓のリズムに子供達は手拍子をしたりジャンプをしたりと大盛り上がりです。“子供達の曲”ではみんなステージに上って、B.B.モフランと一緒にリズムに合わせてジャンプやキリン、たこ、盆踊りを真似た動きをして楽しそうに踊っていました。


ステージが盛り上がりを見せる中、ホールの体験コーナーも負けず劣らず大人気でした。プレーパークでは紙相撲にベーゴマと昔ながらのあそびを子供達が体験。幼いながらも勝負師の顔を覗かせます。向いの巨大パネルコーナーでは、触ると画面にある球が消えていくパネルタッチゲームを親子で楽しんでいました。竹とんぼ作りやフラワーアレンジメントなど、工作コーナーも大盛況。みんな真剣に自分の作品を作っていました。

みんなで壇上にあがって開会式!
 お昼を挟んでステージに登場した“爆笑お笑いライブ ゆうじーず”の2人は会場を笑いの渦に落としました。重度の脳性麻痺の祐二さんと漫才師を目指すヘルパーの三木さんの絶妙な掛け合いが観客を惹きつけます。
 フッキーとトミオ率いる演劇ワークショップでは、子供達が扮するチビうさぎ、デカうさぎが相手のことがどれだけ好きか、好きの大きさ対決をしました。跳んだり、寝転がったり、手をつないで回ったり。最初は遠慮がちに恥かしそうにしていた子も、最後はみんなと一緒に会場を走り回ってうさぎの気持ちを体全体で表現しました。
 ステージ公演、最後の出演者はイケメンオペラグループLEGEND』です。“鬼のパンツ”でおなじみの「フリクラ」、「千の風になって」など、親しみやすいオペラを披露してくれました。素敵な歌と粋なパフォーマンスに子供以上にお母さんがうっとり。子供達も手拍子を打って楽しそうに聞きいっていて、退場後も拍手が鳴り止まない程の大成功でした。

子供達の笑顔で始まり笑顔で終わった今回のお祭り、たくさんの子供が参加し楽しめたようで、なかには閉場間際まで体験コーナーで遊ぶ子もいました。楽しい夏の思い出として、また、多様なバックグラウンドを持つ子供達と交流した貴重な経験として、子供達一人ひとりの心の中に残ると思います。共に楽しむことにおいて、優劣も障害のあるなしも関係ない、そうした壁を軽々と越えてける子供たちのパワーを実感でいたフェスタでした。

実行委員会では、このような子供たちが楽しい時間を共有することでお互いを尊重し合うことできるようになる事業が活発に行われるよう、地域の企業・NPOの活動と子供達の教育を繋げるネットワーク作りをこれからも推進していく予定です。

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