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東京都生涯学習情報
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学校支援の事業紹介
総合的な学習の時間:キャリア教育 自分開発プロジェクト

「江戸の”手妻(てづま)”」

教育支援コーディネーター:子どもの未来創造協会
協力団体:社団法人日本奇術師協会

講師:藤山 新太郎 さん

手妻(てづま)の説明 大田区立赤松小学校(吉野 明校長)で、江戸“手妻(てづま)”の藤山新太郎さんをお招きして、6年生のキャリア教育(総合的な学習の時間)の授業が行われました。

藤山さんは、着物袴姿です。手妻(てづま)は、江戸時代から伝わる伝統芸能で、さらにさかのぼれば、奈良時代に政府に雇われていた散楽※に由来するものです。日本生まれの手品です。

藤山さんは、扇子や、和紙で作った蝶々などを使った手妻(てづま)を次々と披露し、その合間に、伝統芸能としての手妻(てづま)の説明、日本の手品と外国の手品の違い、自分がなぜこの仕事を選んだのか、自分にとって仕事とは何かなどをお話してくれます。40年以上、ご自身の芸、一本で身を立てられてきた藤山さんが大事にしてきたこと、「自分が“いい”と思ったことを大事にし続けること」「簡単に身につく仕事は、簡単に他に人に追いつかれる」「生きていくうえでのコミュニケーションの大切さ。コミュニケーションの要は、人を笑わせ、喜ばせ、“仲間”にすること」などなどを手妻(てづま)で世界を渡ってきた様々なエピソードを交えながら話してくれます。
 子供たちは、藤山さんのお話と手妻(てづま)に惹きつけられ、あっという間に授業が終わってしまいました。

授業の終わりに出た感想は、
 “仲間”をつくることの大切さがわかりました。また、伝統を守り続けること、その心構えに感銘を受けました。
  昔から続く、“日本のこころ”はすごい。ずっと続いていることがすごいと思いました。僕もそういう仕事に就きたいと思いました。
  言葉や、国に関係なく、人を感動させることができることはすごいことだと思いました。

などなどです。
 日本文化の素晴らしさ、仕事のきびしさとおもしろさ、人とつながりながら生きていくことの大切さなど、様々なことを学べる機会となりました。
手妻(てづま)の披露


 ※散楽(さんがく)
  日本の奈良時代に大陸から移入された、軽業・曲芸、奇術、踊りなど、娯楽的要素の濃い芸能の総称。日本の諸芸能のうち、演芸など大衆芸能的なものの起源とされている

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