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東京都生涯学習情報
『うさぎママのパトロール教室』のワークショップ
〜PTA親子防犯教室 「あんぜんパワーアップセミナー」〜

 西東京市立保谷小学校PTA(会長 熊由美)が主催するPTA親子防犯教室「あんぜんパワーアップセミナー」に伺いました。
 保谷小学校PTAでは、防犯をテーマにした教室を例年実施しています。今回の教室企画担当のPTAの方が、子供たちの安全をテーマに各地でワークショップを展開している 『うさぎママのパトロール教室』のインストラクター武田信彦さんと出会ったのが、約半年前とのこと。それから、保谷小学校の児童や保護者にぴったりの「親子防犯教室プログラム」 を武田さんと保谷小学校PTAの方とで探りながら打合せを重ねて、この日を迎えました。
 あいにくの雪交じりの天候の中、元気な児童と保護者約100名が集まって、「“楽しく自然に身につく!”をテーマに緊急時の対処法など、身近な防犯を体験してみましょう!」 をテーマにプログラムが始まりました。
親子防犯教室のポスター
集合の様子


■ 実施日時、実施場所
平成22年2月13日(土)10時から12時まで
西東京市立保谷小学校 体育館

■ プログラム内容
 集まってきた参加児童や保護者が、大きなサークルを作ってまずはアイスブレイクを兼ねたゲームで体を温めながら、4つのチームをつくります。
アイスブレイクの様子

 体育館をおおきく4つに分けて、同時に4つのゲームが進行します。15分づつで、ぐるりと時計回りにグループごと移動して、全員が60分で4つのゲームを体験しました。
 4つのゲームを紹介します。
4つのグループに分かれる様子



  1. 音あてチーム
     目をつぶり、聞こえてくる音を当てます。スタッフが鳴らす自転車のベルの音、周囲の保護者が鳴らす足音、紙のすれる音、拍手、笑い声などなど、体育館にはいろいろな音が満ちています。
     どれだけの音を聞き取り、聞き分けられるのか、聞こえた音を紙に書き出してみます。
    音を聞き取る様子

    耳を澄まして音を聞き取ります
    聞こえた音を紙に書き出す様子

    聞こえた音をどんどん紙に書き出していきます


  2. ハンカチ落としチーム
     進行役のスタッフがハンカチと布を手に取って、走らないハンカチ落としのルールが説明されました。背後に注意を払って、手で探るのではなくて気配を感じたら目で確認します。
     このハンカチ落としの特別なところは、しだいに鬼とハンカチを増やしていくことと、さらには円陣の中でボールを転がしてのキャッチボールもはじまります。背後にも、円の中にも気を配りながらのハンカチ落としです。
    一人の鬼でハンカチ落としをしているる様子

    まずはひとりの鬼が円を回ります
    複数の鬼でハンカチ落としををしている様子

    鬼が複数に増え、円の中ではゴムボールのキャッチボールがはじまります


  3. 鬼ごっこチーム
     新聞紙で作った棒を使って、二人組みで人差し指だけで、バランスをとります。つかず離れず、棒を落とさないように上げ下げします。慣れてきたら、歩きながらバランスをとります。
     次に、走らない鬼ごっこです。鬼は捕まえる相手を決めています。鬼はそれを悟られないように、歩きながら迫ってきます。歩きながら逃げ回ります。
    人差し指で新聞紙製のバーを取る様子

    新聞紙製バーを人差し指同士でバランス
    鬼ごっこをしている様子

    鬼が心に決めたターゲットに迫ります


  4. ジェスチャーチーム
     4、5人で相談してジェスチャーで表現する動きを決めます。観客がそのジェスチャーをあてるだけならあたりまえのジェスチャーゲームですが、 今回のジェスチャーゲームでは観客と演者の間に、動きをさえぎるジェスチャーが入ります。
     なかなか見えない遠くのジェスチャーの動きがわかったら、大きな声で答えを伝えます!聞こえなかったらやりなおしです。
    遠くのジェスチャーをあてる様子

    ジェスチャーがさえぎられて動きが良く見えません
    ジェスチャーの答え合わせをする様子

    正解すると、出題して表現したチームが○!


  5. まとめ
     15分のゲームを体験するごとに、いま体験したゲームと防犯との関係についてチームごとに振り返りを行いました。
     全体のゲームが終了してから、武田さんから4つのチームで体験したゲームの意味について解説がありました。 音あてチームは「よくきく」、ハンカチ落としチームは「よくみる」、鬼ごっこチームは「にげる」、ジェスチャーチームは 「つたえる」と、それぞれのゲームが狙っているキーワードが、説明とともに発表されました。
    四つのゲームの解説を行う様子

    「4つのゲームの意味とは『よくきく』『よくみる』『にげる』『つたえる』です」
 「防犯」を言葉だけではなく、『よくきく』『よくみる』『にげる』『つたえる』ことを、実際に子供たちが体験して表現することで学ぶ今回のワークショップ。 保谷小学校PTAのみなさんと一緒に今回の企画を準備してきた武田さんは、「今回は演劇のプロやいろいろな経歴のメンバーがスタッフとして関わることができました。 決まったプログラムを持ち込むだけではなく、これからも対象や回数、人数など、それぞれのPTAや地域の方たちと一緒にプログラムを作っていきたいですし、 できればPTAのみなさん自身がワークショップをデザインできるようにお手伝いしていきたいです」と語っていました。
あんぜんシール

最後に暗闇で光を反射するリフレクタにシールを貼り、おみやげとして持ち帰りました

■ 団体等のURL
うさぎママのパトロール教室
http://www.usagimama.com/
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