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地域教育推進ネットワーク東京都協議会 事務局運営会議(報告)

 平成21年6月9日(水)地域教育推進ネットワーク東京都協議会 事務局運営会議が、 現在各課題別部会において新たな取組を進めている方々の出席を得て、開催されました。

■ 出席者
 事務局長
  皆川 重次(東京都教育庁地域教育支援部長)
 事務局次長
  江上 真一(東京都教育庁地域教育支援部主任社会教育主事)
 教育支援コーディネーター部会
  生重 幸恵(NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長)
  水木 優香(文京区立駒本小学校支援地域本部 地域コーディネーター)
 教育環境整備部会
  藤崎 健一郎(日本芝草学会校庭芝生部会会長)
 企業・NPO・大学連携・協働部会
  山田 修平(東京学芸大学 こども未来プロジェクト)
  小柴 英子(株式会社ユニクロ CSR部)
 都立学校支援部会
  中家 由紀子(世田谷ボランティアセンター)

 20年度に取り組まれた地域教育推進ネットワーク東京都協議会の活動として平成20年11月1日に開催された総会 〔地域教育フォーラム〕や、普及啓発活動について報告がなされました。
 続いて4つの各課題別部会(教育支援コーディネーター部会、教育環境整備部会、都立学校支援部会、 企業・NPO・大学連携協働部会)から、20年度及び現在の取組について報告がありました。
 また、21年度の事業計画について報告がなされ、事業計画の具体化や課題などについて意見交換がなされました。
 主な各課題別部会の報告事項、21年度の事業計画は以下のとおりです。

■ 20年度の主な活動報告【課題別分科会より】

  1. 教育支援コーディネーター部会
     教育支援コーディネーター部会の活動の中心は、東京都として広域的なネットワークを作り、 コーディネーターのスキルアップを図ることです。 コーディネーター研修プログラム開発委員会が中心に研修内容等を企画しています。 双方向での討論、情報交換の場として「コーディネーター・ミーティング」を5回開催したほか、 20年度からの新たな取組として、地域に合わせた出張講座として小平市、文京区において、 はじめてコーディネーターになる方を対象とした研修会を実施しました。 研修会の場では平成19年度に本部会で作成した『学校支援ガイドブック』をテキストとして活用しています。

  2. 教育環境整備部会
    事務局運営会議の様子1  緑の東京10年プロジェクトの一環として校庭の芝生化を行っています。
     教育環境整備部会における校庭芝生化検討委員会では、学校と地域が連携・ 協働した校庭の芝生化の支援と校庭の芝生化を通じた地域の教育力の向上を目的とした取組を行っています。
     20年度は都内の校庭芝生化に取り組んだ学校の地域連携の現状などについてアンケート調査を行い、 報告書『学校と地域が連携した校庭芝生化の取り組みについて』をまとめました。 この報告書を中心に、現在、都内120校で校庭の芝生化を実施している現状や、地域との連携を進める上での課題や、 野外コンサート、レクリエーションなど芝生を活用して地域の拠点とした取組が展開している例などが紹介されました。

  3. 都立学校支援部会
     「都立高校教育支援コーディネーター事業」を通じて、都立高校における教科「奉仕」 に対して支援を行っている都立学校支援部会では、これまで希薄であった都立高校と地域とがつながるきっかけとなるように、 都立高校向けのDVDを20年度に作成しました。
     このDVD「高校生の奉仕体験活動の充実に向けて~ボランティア・市民活動センターとの連携」を視聴しながら、 これまで地域とつながりの薄かった都立高校を地域とつなげ、高校生自身が地域社会に参加していくことの重要性など、 具体的な事例を通じて地域・学校(先生)・生徒にとっての連携の意義について紹介しました。

  4. 企業・NPO・大学連携協働部会
     大学が有する社会資源を利用して、「放課後子供教室」をはじめとした区市町村が取り組む地域教育活動の担い手養成を支援するため、 国立大学法人東京学芸大学と連携した「地域人材養成プロジェクト検討委員会」を設置しました。 今年度から「地域教育支援人材養成事業のモデル事業実施地区」を公募し、練馬区、足立区、 日野市でモデル事業を実施するためプログラムなどを検討していることが報告されました。
     また、学校内外の教育活動への支援を希望する企業等の取組をサポートしています。㈱ユニクロCSR部の協力を得て、 都立高校において教育支援の展開を開始した全商品リサイクル活動の事例を通じて、 学校との対話の中でプログラムを共同で作成していくプロセスの重要性などが紹介されました。 今年度は都立美原高校、都立武蔵高校、都立清瀬高校において支援が計画されています。

    事務局運営会議の様子2

■ 21年度の事業計画
平成21年度活動の3本柱

  1. 「地域教育」を活性化させる取組を支援する。
  2. 大学等地域の資源と連携して、「地域教育の担い手」を養成する。
  3. 企業のCSR活動と積極的に連携を図る。
  1. 総会[地域教育フォーラム]
    平成22年1月30日(土)開催を予定
    (開催予定場所:東京都教職員研修センター(JR水道橋))

  2. 課題別部会の取組
    (1) 教育支援コーディネーター部会
     ア 教育支援コーディネーター・ミーティングの開催
      ○
    学校支援ボランティア推進協議会事業展開のため、教育支援コーディネーターの相互研鑽及び情報交換の機会を提供する。
     イ 学校支援ボランティア推進協議会事業と連携した「地域コーディネーター」養成
      ○
    地域の実状に応じ「地域コーディネーター」養成プログラムの開発、及び新たな実施地区での養成講座の機会を提供する。

    (2) 教育環境整備部会
     ア 校庭芝生化の推進
      ○
    校庭芝生化検討委員会(学校と地域が連携する校庭芝生化の支援)
    ・ 各地域における学校と地域が連携した校庭芝生化の推進を支援するための方策等を検討する。
    ・ 校庭の芝生化の実態に沿った地域連携のあり方、学校と地域が連携している活動事例を多面的に収集する。
      ○
    情報誌「みんなの生涯学習」での活動周知

    (3) 都立学校支援部会
     ア 都立高校教育支援コーディネーター事業
      ○
    都立高校が取組む「奉仕」「キャリア教育」等の効果をあげるために、 体験型学習プログラムづくりや体験先の開拓などの支援を行う「教育支援コーディネーター」を都立高校の希望に基づき派遣する。
    ・ 協力団体:地域ボランティア・市民活動センター、日本環境協会、NPOスクール・アドバイス・ネットワーク、NPOカタリバ、NPO育て上げネット、NPOコアネット、NPOじぶん未来クラブ 他31団体
    ・ 都立高校 161課程で導入
     イ 都立高校教育支援コーディネーター事業支援団体連絡会
      ○
    課題の共有をはかるため、支援団体による連絡会を開催し、支援内容についての情報交換と協議を行う。
     ウ 高校生キャリア教育プログラム「ジョブシャドウ」の実施
      ○
    企業の社員に半日間シャドウ(影)のようについてまわり、社員が仕事をする姿を通して、仕事の厳しさを肌身で体験する。
    共催:一般社団法人 ジュニア・アチーブメント日本
    協力:三菱UFJフィナンシャル・グループ各社

    (4) 企業・NPO・大学との連携・協働部会
     ア 大学と連携した地域人材養成プロジェクト検討委員会
      ○
    東京学芸大学と連携し平成21年度研究開発モデル事業の実施(練馬区、足立区、日野市)
     イ 企業との協働による教育プログラム開発
      ○
    企業の教育支援プログラムを学校へ提供(ユニクロ他)
      ○
    中学生を対象とした、学校と家庭、地域、企業を結ぶ「キャリア教育プロジェクト」(東京jobjob)
    ※今後も企業・NPOからの提案を受け、適宜プログラムを立ち上げる
     ウ CSR(企業の社会的責任)担当者との連携の推進
      ○
    企業のCSRや社会貢献部門の担当者と教員、コーディネーターとの交流会の企画、実施
      ○
    教育支援プログラムへの助言、実施校でのヒアリング

  3. 都民・教育関係者への普及・啓発活動
    • 東京都生涯学習情報HP「地域教育推進ネットワーク東京都協議会」サイト運営
    • 広報誌「みんなの生涯学習」を通じた施策の普及、啓発
    • MLを活用した会員相互の情報交換


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