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地域教育フォーラム 子供たちの多様な“体験”と“学び”を創造する(報告)

 平成22年11月27日(土)、セシオン杉並ホールにおいて、「地域教育フォーラム~子供たちの多様な“体験”と“学び”を創造する」が、東京都教育委員会と地域教育推進ネットワーク東京都協議会の主催で開催されました。

 東京における企業・大学・NPO等の専門的な教育力を効果的に導入するためのネットワークとして平成17年に設置された「地域教育推進ネットワーク東京都協議会」には、現在300を超える個人や団体が登録しています。
 学校支援ボランティア推進協議会事業が3年目を迎えた、放課後子供教室事業や学校支援ボランティア推進協議会事業などを通じて、地域のより多くの大人が、コーディネーターやボランティアとして、子供たちにかかわる機会はますます広がっています。今回の地域教育フォーラムでは、子供たちが地域においてみずから進んで、多様な“体験”や“学び”を重ねていくために、地域でさまざまな教育支援に関わる大人が、どのように発想し、なにをすればよいのか、考える機会となりました。
 フォーラムには、社会教育委員、地域コーディネーター、放課後子供教室のスタッフなど、約200名を越える方々の参加がありました。

【記念講演】

    第1部 記念講演 次世代を育むために ~子供時代の“体験”を考える
    講師 森浩美(作詞家、作家)
    第1部は「次世代を育むために ~子供時代の“体験”を考える」をテーマに、作詞家、作家の森浩美さんにご講演いただきました。
     20年前に発足した日本ドッジボール協会の現在理事長でもある森さんは、これまで地域によってさまざまだったドッジボールのローカルルールをまとめ、全国統一ルールをつくってきました。このルールづくりにあたっていつも立ち返り、大事にしてきたことが、子供達の「自主性」、「積極性」、「自己責任」をどう育むかだったと言います。人生80年といわれるいま、その最初にあたる20年は、むしろ大人になってからの長い人生の準備期間であり、その期間に、大人が責任を持って関わり子供達に伝えるべきことを伝えることの大切さ、また伝えるからこそ突きつけられる大人側の責任についてもお話いただきました。大人と子供とが、ともに楽しくなりワクワクする、共感する体験の大切さを、具体的な体験を通じ、ユーモアを交えて伝えていただきました。

    森浩美氏による講演

    森浩美氏による講演の様子


【パネルディスカッション】

    第2部 パネルディスカッション「子供達の多様な体験の機会を広げるために」
     続くパネルディスカッションでは、「子供達の多様な体験の機会を広げるために」をテーマに、フリーアナウンサーの香月さんの進行で行われました。前半、各地域や学校において、実際に子供達の多様な体験の機会を広げている杉並区立杉並第一小学校コーディネーターの伴野さん、学校支援ボランティア導入をすすめる板橋区立成増小学校校長の清水さん、教育支援コーディネーターの生重さんの3人にご登壇いただき、取組の現状についてレポートいただきました。
      後半はそれぞれのレポートを踏まえて、地域コーディネーターがどのようにすれば学校の求めに応じて、かつ効果的なコーディネートが可能となるのか、これまでの経験を踏まえ、コーディネーター、学校長それぞれの立場から活発な議論が展開しました。子供達自らが自分たちの可能性を広げていくための、10年、20年後を見据えた教育のあり方、そのための教育支援のあり方、そして各地域を超えてつながり取組みを支えるしくみである「地域教育推進ネットワーク東京都協議会」の重要性が語られました。

    パネルディスカッション

    パネルディスカッションの様子


    事例報告
    高田英雄(杉並区立杉並第一小学校長)

    パネラー
    生重幸恵(NPO法人スクール・アドバイス・ネットワーク理事長)
    伴野博美(杉並区学校支援地域本部実行委員会チーフコーディネーター)
    清水哲也(板橋区立成増小学校長※)〔※フォーラム実施当時、現多摩市教育委員会教育長〕

    コーディネーター
    香月よう子(フリーアナウンサー、きてきて先生プロジェクト代表)



<地域教育推進ネットワーク東京都協議会 事務局>
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