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生涯学習情報トップ > 施策情報等 > 乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト > 「乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト」とは

「乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト」とは

 家庭教育の機能及び地域教育の機能を高めることを通じて、人間形成の基礎となる乳幼児期からの子供の健やかな成長を支援する取組です。

[1]東京都教育委員会は、「乳幼児期からの子どもの教育支援プロジェクト」を推進します。

 このプロジェクトは、平成18年12月教育基本法の改正により、新たに設けられた「家庭教育」「幼児期の教育」の考え方を踏まえ、第7期東京都生涯学習審議会第一次答申「乳幼児期からの子供の発達を地域で支えるための教育環境づくりの在り方について」(平成19年12月)に基づき施策化したものです。

  • 第一次答申では、これまで教育行政の取組が必ずしも十分ではなかった「乳幼児期」における教育のあり方に焦点が置かれました。乳幼児期からの子供の発達を、地域における「社会的つながり」づくりを通して支えるために、東京都教育委員会に求められる役割として「乳幼児期からの子供の教育支援プロジェクト」の実施が提案されました。
  • 平成18年度から3ヵ年にわたり取り組まれた「子どもの生活習慣確立プロジェクト」の成果を活かしています。
  • 東京都教育ビジョン(第二次)重点施策事業、「10年後の東京」実行プログラム事業の一環として、平成20年度から開始しました。

[2]プロジェクトの背景
 (子供・親の問題状況と従来の支援施策の課題など)

1.子供・親の問題状況

 都市化、核家族化、少子化及び地縁的関係の希薄化等を背景にして、

  • 子供の基本的生活習慣の乱れや体験活動の不足、コミュニケーション能力の低下などの子供たちに関わる課題が指摘されています。
  • また、親自身の問題として、社会的な孤立や子育て文化が継承されない、子育てに自信がもてない、教育に関心の薄い親が増えているなど、「親になることの困難さ」を抱えている現状があります。

2.従来の支援施策の現状と課題

 行政では、主として教育と保健福祉の分野で、様々な支援施策が展開されています。
 しかし、子育て層の8割が「子育てへの地域や社会の支援が不十分」と感じている調査報告があり、「社会的に孤立している親への対応ができていない」「地域の実状や個々人の状況を踏まえたきめ細かな支援が十分ではない」という課題が残っています。

3.乳幼児期からの発達の重要性(科学的な知見の普及)

 一方、子供の成長は、「乳幼児期」において生涯にわたる人間形成の基礎が培われるとされています。
 近年の医学、脳科学等の研究により、子供の情動の健全な発達のためには乳幼児期からの教育が重要であるとの科学的知見が示されており、乳幼児期の重要性はますます注目されています。


[3]プロジェクトの趣旨

 上記のような状況を踏まえ、

  • 乳幼児期からの子供の発達を促すために、子育てに関心の薄い層を含めたすべての親・保護者を対象に
  • 科学的知見に基づきながら、乳幼児期からの教育の重要性を伝えるとともに
  • 地域において、乳幼児と親・保護者を支援するための取組を進めます。

[4]プロジェクトの事業について(具体的な内容)

1.乳幼児期からの子供の教育支援の必要性を全都に普及させる取組

  • 科学的知見に基づく子供の発達に関する保護者向け資料の作成
  • ウェブサイトの開設、広報ポスター等による普及啓発

2.乳幼児期からの子供の教育支援の取組を地域に定着させる取組

  • 地域における乳幼児期と親の「社会的つながり」を促す試行的取組
  • 地域の担い手の養成と指導者手引の作成

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