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食は生活リズムの大切なキーワード:乳幼児期からの食育 ~楽しく食べる子供に~

「楽しく食べる子供」に成長するための5つの目標アイコン

(イラスト)「楽しく食べる子供」に成長するための5つの目標

乳幼児期の「食べること」は、栄養の観点はもちろんですが、生涯の生活と健康に関わる「食」のスタート地点という意味で大切です。
食は、生涯にわたる命の源。だからこそ、その出会いの時期である乳幼児期には「食べることは楽しい」という気持ちを育てることが大切です。食べることが楽しくなるように、楽しい食事の雰囲気を作りましょう。

「食べる力」を育てる乳幼児期の「食育」の目標は、「楽しく食べる子ども」と言えます。 厚生労働省の「『食を通じた子供の健全育成(-いわゆる「食育」の視点から-)のあり方に関する検討会』報告書」では、楽しく食べる子供に成長していくために、具体的に次の5つの子供の姿を目標としています。

◆食事のリズムがもてる子供

健康には食欲や生活のリズムが大切で、空腹感や食欲を感じ、それを適切に満たす心地よさを経験することが重要です。身体は暑ければ汗をかき、お腹が減れば「グー!」と鳴ります。ぐっすり眠ってたっぷり遊び、空腹を感じられるように、メリハリのある生活をしましょう。食事の時、お腹は空いていますか?

◆食事を味わって食べる子供

食事の楽しさは、おいしさを知ることから始まります。離乳期からいろいろな食品に親しみ、見て、触って、自分で食べようとする意欲を大切に、味覚や匂い、音、見た目、歯ごたえ等五感を使っておいしさの発見を繰り返す経験が重要です。おいしさを見つけられますか?

◆一緒に食べたい人がいる子供

「仲間やみんなで食べるとおいしい!」と感じるのは、相手と気持ちが通じで心がわくわくしているからです。家族や仲間等との和やかな食事を経験することにより、安心感や信頼感を深めていくことが重要です。食事の時間は楽しいですか?

◆食事作りや準備に関わる子供

食事作りや手伝いは生活技術を高めるだけでなく、マナーや習慣を覚え、家族のコミュニケーションをはかるよい機会です。料理や買い物、栽培や収穫等、子供の周りに食事作りに関わる魅力的な活動を増やし、時には家族や仲間のために作ったり準備したりすることで満足感や達成感を得る経験も必要です。一緒に食事作りをしていますか?

◆食生活や健康に主体的に関わる子供

幼児期から食事作りや食事場面だけでなく、遊びや絵本などを通して、食べたいものを話し合う等、食べ物や身体の話題に親しむことで食べ物に興味と関心を持つようになります。思春期には自分の身体や健康を大切にする態度を身に着け、食に関する活動への参加など情報のアンテナを社会に広げることにつながります。食べ物の話をしていますか?

これらの目標とする子供の姿は、それぞれに独立したものではなく、関連し合うものであり、それらが統合されて一人の子供として成長していくことを目標としています。

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